「手首式」についての評価が下がらないよう、支援すべく記述致します。
確かに手首式では正確さに欠ける、という話を聞かないでもないですが…
1cmの上下で10[mmHg]の差が出るとすれば、手を広げた長さ(20cm)だけ違えば200[mmHg]もの差が生じることになります。
1[mmHg]はご存知のとおり「水銀柱」で表した高さに基づくものです。水銀の比重は常温で13.5程度、血液は水とほぼ同じで1.05程度と言われます。
ですから高さが13cm程度違って、初めて10[mmHg]程度の誤差を疑うことになると思いますが。
少々のことでも10[mmHg]程度、測定結果（誤差ではなく）が異なってくると聞きます。ならば、「だいたい心臓の高さで」という測り方で十分であり、あまり方式の違いを気にすることはないと思います。
もちろん機器そのものに誤差を生じる原因があってはいけませんが、表示値が意味をなさないくらいに誤差を含むような機器は販売されないでしょう。有効数字２桁程度で信頼できるものであれば、血圧管理には十分だと（個人的には）思います。毎日の測定のなかで、測定値の「１の位」をさほど気にせずとも、傾向がつかめればそれで良いのだと思います。この機器は圧力で3[mmHg]以内の誤差だということです。信頼に足る製品ではないでしょうか。正しく装着していなかったことによって生じる誤差のほうがむしろ気がかりです。
値段も手ごろなので、よい測定器だと思います。
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