2014年7月8日火曜日

SEIKO IC DICTIONARY 電子辞書 SR-V7900 医学モデル (ステッドマン医学大辞典 改訂第5版等15コンテンツ収録、音声対応、シルカカードレッド対応)

SEIKO IC DICTIONARY 電子辞書 SR-V7900 医学モデル (ステッドマン医学大辞典 改訂第5版等15コンテンツ収録、音声対応、シルカカードレッド対応)

医学従事者必携の電子辞書
メーカー型番 : SR-V7900
サイズ(閉じた状態) : 幅142.3×奥行109.5×厚さ12.0mm(最薄部)/23.0mm(最厚部)
質量 : 約270g(電池込み)
画面サイズ : 縦79.4×横103.9mm
メジカルビュー社「ステッドマン医学大辞典 改訂第5版」を収録した新型電子辞書
 「SR-V7900」は、「SR-T7800」の後継機。メジカルビュー社「ステッドマン医学大辞典 改訂第5版【英和・和英】」の医学用語約35,000語を発音する機能を搭載し、高級文具をイメージさせるようなダークグリーン調のデザインと、5.1インチの大画面に加え、シルカカードを追加できる拡張性を持たせることで、デザイン性と機能性をさらに追求している。
医薬・技術系の仕事のためにSIIの電子辞書は初期の頃からもう10台以上持っていますが、シルカカードを使えば180万語対訳大辞典や今日の治療薬とステッドマンとが併用できるし、一括検索もあるというので飛びつきました。ステッドマンの音声機能も便利だし、起動時間も格段に早いのも便利。ただし、1つ大きな欠点を発見。和英の一括検索ではステッドマンが対象になっていません。つまり、ステッドマンの和英検索をするか、一括検索でステッドマン以外の和英検索をするかになります。メーカーに問い合わせたところ、「そういう仕様になっています」とのこと。買う前に見た説明にはどこにも書かれていなかったので、ちょっとだまされた気分です。単独ではステッドマンの和英検索ができるのだから一括検索に入れることぐらいできそうなものですが。あとは、お気に入り辞書登録ができるといっても、1冊ずつしか入らないので、ほとんど役に立ちません。バックライトのボタンが以前のモデルの位置と変わったのでちょっと戸惑います。
基本的な機能は以前のSR-T7800でも十分だと思うけど医学系の単語は発音が難しいので今回追加された音声機能はかなり自分の中では重宝する機能だと思う。そのほかにも細かい改良点はあるけど、音声以外で評価できるのはシルカカードレッドが使える点かな?でも実際にカード買うかとなればほとんど買わない気がする・・・。という訳で、自分では音声機能が欲しくて一万多く出した感じです。もともと、お高めの価格の上にさらに上乗せされたので星一つ減らしたけどそれでも十分満足してます。
何よりステッドマンが入っているのが良い。この辞書はPC番にもないにもかかわらず、この分野での使用頻度はとても高く、学問的な要素が濃くなるほど多用し、なおかつ世界中で使われている辞書なのでありがたい。英語系としてリーダーズ・リーダーズプラスは大辞典に匹敵する。和英では、ジー二アスの和英が使いやすい。

しかし、ここで英語辞典が入っているのが、なんとも中途半端。英語系を使い易くするなら、ジーニアス英和大辞典、研究社英和大辞典が入っていればいいし、あるいは、オックスフォードの新英英辞典か、ロングマンの三点セット(少なくともActivator付)でもよい。実用ビジネス技術英語辞典でも面白い。専門性を高めるなら、「180万語対訳大辞典 英和・和英」か「理化学辞典」が入っていればよかった。

ステッドマンを使うような専門分野では、国語系辞書の充実よりも英語系と専門系の充実が望ましい。国語系はほとんど使わないと言っても良いから、広辞苑が残っていれば、困る人は少ないはず。学生でもステッドマンを使うような学生が、逆引き辞典や漢和系辞典を多用するとは思えない。とは言うものの、病名や日本語の専門的な名称には難しい漢字もあるので漢字林は意見の別れるところだろう。使用頻度から言って、逆引き・・辺りは専門系と交換しても問題ないはず。この分野で仕事をする人間にとって、専門系辞書+英語系辞書の組み合わせ使用が苦労の要なので、中途半端に英和辞典を入れるより国語系と一緒に削ってでも専門系を入れて欲しかった。国語系はどこも当たり前のように入れているが、ターゲットユーザーにとっての重要さを考えて、電子辞書に入れる価値を考えて欲しいところでもある。 

一方で、ビジネス系・会話系・試験対策系などが少なく、既存のどの辞書よりも、辞書機能に力を入れているので、◎。

今後は、シルカカードを一枚しか装着できないことを考えて、本体のコンテンツの充実を期待したいところである。Bestではないが、期待する意味もあり、他の電子辞書よりも辞書系の充実度が高くて使い易いという意味もあるので、少し中途半端さを感じるコンテンツの選択も帳消しにできる。しかし、手元においておく辞書が減ったのは確かだし、実際、手放せない。

ということで、「☆、4.5です!」
セイコーの以前の機種と比べて、反応が早くなり、バックライトがつくようになりました。あと、外見の高級感が増しました。勉強中はすばやく、わかりやすく検索するとストレスもたまりにくく勉強能率が上がるのでこの辞書はお奨めです。


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