2014年7月3日木曜日

ぜんぶわかる人体解剖図―系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説 [大型本]

ぜんぶわかる人体解剖図―系統別・部位別にわかりやすくビジュアル解説 [大型本]

 オールカラーで、解剖・生理学の概略説明の助けとなる、学校指定図書にすべき本。

 生理学は学生諸氏が手を焼く分野だが、下手な授業を聞くより、本書で図解を見れば、丸覚えでなく、理解が進む。 

 難点を言えば、「ぜんぶわかる」と書きながらも内臓が主で、筋肉の走行などについては詳しくはないので、筋肉一つ一つの起始・停止・支配神経を分解図説した『カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典』も必要ならばセットで見てはいかがだろうか。

 『人体絵本―めくってわかる からだのしくみ』は、子ども向けなのに対し、本書は、巻末に白人体図や動静脈の括弧抜き問題が付いた「巻末復習ノート」があるように、完全に学生をターゲットに絞っており、表記も一般読者には少し難しいかもしれない。
最近購入しました。当方地域の小規模病院で総合医として毎日外来/病棟診療をおこなっています。この本の購入動機は主に'@患者さんや家族に対する説明用、'Aカルテに所見を書く際の基本的解剖知識の確認でした。実際本が手元に届いてみて、その使い勝手の良さは予想以上でした。カラーで見やすく、1冊に人体に関する十分な内容がおさめられています。忙しい外来診療の合間にパッと目的項まで行けて快適です。もちろん解剖学を本格的に学ぶには力不足ですが、私のような使い方をするのなら、必要十分です。コストパフォーマンスも文句なし。
 書店で平積みにされていて、少しめくってみただけですごく気に入りました。次に気になったのは値段。3500円ぐらいかな~、と思いましたがこの値段。迷わず買いました。
 冒頭の解剖学の歴史から始まり、体の部位の解説、骨、筋肉、血管、神経、内臓などなど。わかりやすく解説してあります。このわかりやすくが大事です。難しいことを難しく書くのは簡単だろうけれども、誰でもわかる平易な言葉で説明するのはとても難しいと思いますよ。きれいなイラスト、ちょっと難しい漢字には振り仮名、他の器官の説明となる場合はそのページ数が書いてあるというようにとても見やすいのです。
 まだ全然見切れていないのですが、なるほどと思ったのは腎臓(じんぞう)の解説。自分は尿管結石をやったことがあるのだけれども腎臓のどの部分で結石が出来るのかいなと思っていたのですが、この本の立体的なイラストを見てよく理解できました。
 調べ物はネット全盛の世の中ですがやっぱり本も大事だなと思い直させる1冊でした。
アロマテラピーを学んでいますが、協会推薦図書よりこちらのほうが安価ですごく解りやすいです!
看護学生です。学校で使っている解剖生理の教科書よりも図が大きくて見やすいので重宝しています。
ほかにもいくつかの解剖図の書籍を持っていますが、わかりやすさと専門性のバランスがベストです。
お値段がリーズナブルなのもいいです。
見ていて飽くことがない。老後の暇つぶしに最適な本である。
イラストもきれいだし、細部にもごまかしはない。
(と、僕が判断できるわけはないが、一緒に飲んだお医者さんの発言である)

年寄りになると、体の色々なところを修復している人は多いが、
自分のことを考えながら解剖図を見るのはなかなかに興味深い。

中三の時失った虫垂。折れた尺骨。インシュリンを出し渋っているランゲルハンス島
MRIで輪切りにされた脳。怪しげな美容整形医で手術されそうになった下肢静脈。
抜いてみたら、スルスルと抜けたので、抜き去ってしまったチューブが鼻の穴から胃まで通っていたこと。
大腸から入れた内視鏡はこんなにくねくね曲がっているのかと感心したこと。
そして何よりも、深緑色の胆嚢。さようなら胆嚢。少し涙がにじんだのは涙腺の機能不全か。

「今は晴耕雨読の暮らしです」
「ご本は何を?」
「主に人体解剖図です」

カッコいい老人であると思う人は少ないだろうか。

なお、表紙のレイアウトは子供の絵本じみていてよくない。 
医学生でも用にに足りる内容であるそうだから。


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