骨拾い、骨取り、標本作り。個人ではできないと難しく考えていた骨格標本作りをやさしく解説している。なんと、豚足を使って。
著者は、私立学校の理化教師。
学校生徒との面白おかしいやいとりを交えながら、平易な文体で生き物のことを学べる。決して骨のことだけではない本だ。
豊富な図版は見ていて楽しい。
タイトルから想像するとやや取っつきにくく感じますが,実際に読んでみるとそんなことはありません。 誰しもが,理科の教室においてある様々な動物の骨格標本にはそれなりの興味を覚えたと思います。この本には,それらの標本を自分たちで作ろうと思った著者の体験や思い出などを通じて,骨格標本に対する思い入れがかかれてあります。
途中には,動物の死体を鍋で煮る話や有名な台所洗剤を用いて骨を綺麗にするなど,ちょっと気持ちの悪い話もありますが,読み終わった後は,昔,理科室の標本に心を奪われた時の気持ちを懐かしく思い出すことができると思います。
「骨」と聞くと不気味なイメージがあるけれど,とてもあっけらかんとした内容で,楽しく読めます.
興味深く感じたのはフライドチキンから骨格を復元したりするところ.実際にやってみたくなります.
骨格標本をつくろうと思い立ったなら、迷わずこの本を買いましょう。
だって 読みやすく、分かりやすく、なにより楽しいんですから。
(値段も庶民的)
初心者向けの「トン足で骨格標本」は私もやりました。簡単でしたよ。
「ヒキガエルの組み立て方」「タヌキの骨格図」もついてますから、
ワンランク上の骨格標本作りの参考にも。
私もただ今、この本を見ながら拾ったタヌキを解剖中です。
もちろん、死体とはいえ敬意を払って解剖してます。
フライドチキンや煮魚の骨を
じっくり眺めてしまったり
路上のタヌキの死体に
つい目がいくあなた。
骨の標本をつくりたい・・・
でも、どうやるの?
という
あなたにおすすめの本。
この本を読めば、
いきなり完璧な骨標本が作れるという訳ではありませんが
著者と生徒が織り成す骨物語は
とても楽しいです。
ヘビやカエルの骨格分解図は実用的で、
バラバラになりやすいこれらの動物の
頭骨や骨格の組立にも
とても役立ちます。
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