2014年5月4日日曜日

もしも心電図が小学校の必修科目だったら [単行本]

もしも心電図が小学校の必修科目だったら [単行本]

商品の説明
内容紹介
現場視点の実践的な「心電図読影法」をお伝えします!
「週刊医学界新聞」の好評連載「循環器で必要なことはすべて心電図で学んだ」(2010年5月~12年4月/全24回)に加筆して、待望の書籍化。
STが上がっていたら? QRSが割れていたら? 循環器診療で心電図を武器にする,気鋭の循環器内科医・香坂俊の“思考回路"を惜しみなく披露します。
臨床の荒波を乗り切るための現代心電図読影メソッドがこの1冊に!

【まえがき】
心電図は苦手です。
仮にも循環器内科が専門とはいえ、そんな人間が心電図のテキストを書いてしまっていいのでしょうか? とてもではないでですが、不可思議な電気生理のメカニズムから六法全書のような各種の心電図所見の定義まで、すべてを網羅するような体系的な教科書は書けそうにありませんでした。
ですが、心電図が苦手なりに、そのエッセンスを使った臨床の現場の荒波の乗り切り方のノウハウは書くことができそうでした。このあたりの自信は、米国で研修をしていた時分に否応なしに仕込まれた実践重視の思考回路が拠り所となりました。これは要するに,理屈はさておき役に立てば何でもよいというドラスティックな考え方に殉ずるということです。情緒もへったくれもありませんが、まず当直中の救急外来や病棟のベッドサイドで役に立つのはこうした知識ではないでしょうか。
そうした筆者側の事情で、本書は電気生理の基本に立ち返ったり、心電図所見の数値パラメーターを丸暗記するのではなく、紙面を贅沢に使って、臨床感たっぷりに心電図の読みから循環器内科医の思考回路を追っていこうと試みるものです。なお、本書の基となった『週刊医学界新聞』での連載時のタイトルは「循環器で必要なことはすべて心電図で学んだ」でしたが、決して「心電図のすべてを学ぶ」ではなかったことにご注意ください。
本書では、心電図が苦手な方でもとっつきやすいよう、タイトル『もしも心電図が小学校の必修科目だったら』に則り,昔懐かしい「科目別」に心電図の各領域を並び替えた構成としました。いささかワルノリが過ぎると感じられる方もあろうかと思いますが、これも心電図に少しでも親しんでいただくための苦肉の策ととらえていただければ幸いです。
では、早速心電図を通して、広い循環器内科の世界を眺めていきましょう。
著者について
香坂 俊
1997年慶大卒。99年に渡米し,マンハッタンとテキサスの病院で勤務していたが08年に米国の食生活に耐えきれず帰国。専門は循環器内科の集中治療。現在は学生教育と臨床研究の構築に執念を燃やす。


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