2014年4月26日土曜日

アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険 [単行本]

アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険 [単行本]

05年1~3月、東京・初台のICC(インターコミュニケーション・センター)で行われた同名の展覧会カタログ。当ページに何の内容紹介も載っていないので、まず基礎情報を列記しておくと、出展作家(グレゴリー・バーサミアン/ブラスト・セオリー/藤幡正樹/シルパ・グプタ/池田亮司/岩井俊雄/ラファエル・ロサノ=ヘメル/前林明次/ゲープハルト・ゼングミュラー/ジェフリー・ショー)の各代表作の図版と作品解説。そして仲俣暁生、久保田晃弘、鈴木謙介各氏による状況論「メディア・カルチャーの変容」。“時間”“空間”“身体”“公共”“生成”といった単語から読み解く[図解]メディア・アートのキーワード・・・等々。
“メディアアート入門篇”と謳っている割りには、掲載されている文章の少なからずが(この分野のテキストにしばしば見られるように)堅苦しく、小難しい文体だったりするのはご愛嬌だが、途中~後半に掲載された「メディア・アート年表:1989~2004」、ソフトウェアやウェブページなど、ネット上で作品やプロジェクトを展開しているアーティストのURL集「メディア・オンライン」など、資料方面が充実しているのが特徴的。この分野に興味関心ある美大生~作家志願者は、まず持ってて損はしない1冊。

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